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 宮島
海の中に建つ大鳥居、台風や地震でもびくともしない訳 今回初めて知りました。
鳥居上部の島木は箱型の造りで中に玉石や経典を詰めて重石にしているそうです、
又柱を安定感のある6本足とし柱と屋根の交差する部分には特殊な造りのクサビが施されて、
柱と屋根の動きやひずみなどを自然に吸収しています。
海底部分は松材の杭を打って地盤を強化したうえで、その上に布石を並べて基礎の代わりと
しているとの事です。
数百年前にこれだけの仕掛けが行われた事 改めて先人の知恵に感服した次第です。

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嚴島神社は海を敷地とした大胆で独創的な配置構成、
平安時代の寝殿造りの粋を極めた建築美で知られる日本屈指の名社です。
廻廊で結ばれた朱塗りの社殿は、潮が満ちてくるとあたかも海に浮かんでいるように見えます。


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豊国神社  通称 千畳閣
桁行41m 梁間22m 単層本瓦葺入母屋 木造の大経堂
豊臣秀吉公が戦没者のために、千部経の転読供養をするため天正15年(1587)発願し、
建立を命じましたが、秀吉の死により未完成のまま現在にいたっています。
明治時代に秀吉公と加藤清正公が祀られ、豊国神社となっています。
入母屋造りの大伽藍で857畳の畳を敷くことができ、軒瓦には金箔が押してあることから
完成していれば、さぞや豪華な桃山文化を取り入れた大経堂になっていたと思われます。


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千畳閣の隣に建つ五重塔は、和様と唐様を巧みに調和させた建築様式で、
桧皮葺の屋根と朱塗りの柱や垂木のコントラストが美しい塔です。
高さは27.6m。応永14年(1407年)に建立されたものと伝えられています。
内部は完全な唐様で、一般の見学はできませんが、内陣天井に龍、
外陣天井には葡萄唐草、来迎壁の表には蓮池、裏には白衣観音像などが
極彩色で描かれています。

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by yuriy123 | 2012-02-03 16:37 | 旅行 Topへ戻る


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